皆さんは航空券を検索するときは自分の最寄の空港発でしか検索しないと思いますが、比較的近くにある別の空港発で検索してみるともっと安い航空券をを発見したりすることがあります。
今回はそれについて具体的に説明していこうと思います。
目次
地方空港発だと航空券が安くなるとはどういう意味か
簡単のため例を挙げて説明すると、福岡から香港に行く便を取ろうと考えたときに普通に福岡空港→香港国際空港で予約してしまうと高くなってしまうので、あえて熊本空港→香港国際空港などとして予約すると安くなる場合があるということです。
基本的にはこの方法は国際線のLCCにしか使えないと思います。
なぜなら地方空港の国内線はLCCの競争が少なくJALやANAなどの大手が強気な価格設定をしていることが多いからです。
この裏技は現実的には使えない場合も多いと思いますが、知識として知っておくだけで十分に役に立つものだと思います。
なぜこのような現象が起こるのか
そもそも何故このような現象が起きてしまうのでしょうか?
地方発でこのような価格設定をしている航空会社の思惑を慮るに、
・地方発だと利用者が少なく空気輸送するよりマシだと考えた
・地方空港は空港使用料(主に着陸料)が安い
などが考えられると思います。まあ我々には関係のないことですがLCCも色々と苦労しているんですね。
注意点
こういった地方発の格安航空券を取る上で注意しておかなければならないことが一つあります。
それは、あまりにも需要がなさすぎる路線や明らかに赤字っぽい航空会社だとフライトを予約しているのにいきなりその路線から撤退したり、倒産したりする場合があることです。
航空券は払い戻されるでしょうが、予約したホテルが無駄になったりせっかくの旅行の計画が無駄になったりしてしまうので、なるべく直前に航空券を購入したりキャンセル可能なホテルを押さえたりするといいと思います。
具体例
それでは具体的にどの路線が安いのか考えてみましょう。
東京・茨城→上海
羽田→上海
成田→上海
茨城→上海
春秋航空の羽田、成田、茨城→上海の航空券を探してみました。
上の画像を見たらわかるように、羽田、成田発だと最安値で3,000円です。しかし茨城発になると1,540円と半額になります。
さらに茨城空港は駐車場が無料なので車で行くこともできます。
神奈川や東京住みであれば割りに合わないかもしれませんが、北関東在住ならば茨城空港利用の方がお得かもしれません。
福岡・佐賀→西安
上海行きを考えてみます。
福岡からは中国国際航空か中国東方航空、佐賀からは春秋航空で行くことになります。
福岡→上海
佐賀→上海
航空会社が違うのでなんとも比較しづらい部分もありますが、佐賀からなら1万円程度で行くことができるという知識がなければ3万円払って福岡から行くことになるという事実に変わりはありません。
預け荷物の追加料金などを考慮しても断然前者のほうがお得です。
また佐賀空港も駐車場が無料なので住んでいる場所によってはかなり割安になると思います。
関空・神戸→東京・茨城
最後に関西から関東に行く便で考えてみます。
関空→東京(成田)
こちらはピーチを利用した時に最安値の7,370円を記録しました。
実際はここから預け荷物の追加料金や成田-東京の移動費1,000円が必要になります。
神戸→茨城
対してスカイマークを使った場合はどうでしょうか?
なんと最安値で6,900円。もうすでにピーチより安いですね。さらにスカイマークは預け荷物は1個まで無料です。
さらに茨城-東京の移動費はたったの500円です。
神戸→羽田でも関空→成田よりは全然お得です。
ここでは全ては紹介することができませんが、時期によっては香港エクスプレスでも同じような現象が起きていました。
とにかく航空券を検索するときは周辺の空港発でも調べてみる癖をつけることが重要だと思います。掘り出し物に出会えるかもしれません。
サプライスとのコンボでもっと格安に!?
サプライスはLCCだと使えない場合も多いのですが、たまに使えることがあります。
サプライスではほぼいつでも数千円引きになるクーポンを配布しているのでうまくいけばもっと安く航空券をゲットできるかもしれません。
まとめ
春秋航空、安いよね
意外と茨城空港が狙い目
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