台風19号の影響で2時間遅延したクアラルンプール発成田行の便に乗った際に起こった珍しい体験を今回は紹介したいと思います。
この記事では、「express connectionカード」とは何かということから日本における位置付け、貰ったらどうなるかなどといったことを詳しく説明していきたいと思います。
※絶対に最後まで読んでください。
目次
express connectionとは
express connection pass(エクスプレス コネクション カード)とは、ワンワールドアライアンスにおいて飛行機が遅延した時に貰える「ファストパス」のようなもので、入出国審査やチェックインが優先的に行えるパスのことです。
海外では割とメジャーなもののようでブログでも結構紹介されていますが、日本でもらったという人は誰もいませんでした。
まずはキチキチの体験談から
最初に状況を説明しておくと、
クアラルンプールを深夜に出発して成田に早朝に到着するJL724が二時間遅れで成田に到着しました。キチキチはこれから羽田に移動して福岡行きの便に乗り継がなければいけません。本来であれば4時間ほど余裕があったのですが、2時間遅延したせいで残り2時間で乗り継がなくてはいけなくなってしまいました…
飛行機から降りてボーディングブリッジを歩いていると、キチキチの名前が書かれたプラカードを持っているGSのお姉さんがいました。
話によると、最速で成田空港を出発できるようにサポートしてくれるとのことです。
このようなオレンジ色のカードを渡されました。
カードの裏はこんな感じになっています。
しかしこの時間帯の成田空港は混んでいないので普通に全て一般の人と同じルートで入出国審査などを済ませました。
さらにいうとキチキチは自動化ゲートに登録しているので人よりももっと早く入国することができます。これを使っている人は自分以外誰もいませんでした。
入国をすませるとお姉さんが言うことには、リムジンバスで移動羽田まで行ってくれということでした。
本当は電車で安く移動するつもりだったのですが、リムジンバスを強要してくるということはもしかしたら運賃を負担してくれるのかなと思いましたが何と自腹。
「別に乗り遅れてもいいから電車で行かせろよ!」と思うのは自分だけでしょうか?笑
しかたなく自腹でリムジンバスのチケットを3,200円で購入します。
飛行機で到着してから大体20分後のバスに乗るということになります。まあ確かに早いですね。
本当は成田でファーストクラスへの当日アップグレードをしておきたかったのですが…
そんな時間は与えられませんでした… まあこれはしょうがないですね。
バスに乗車しましたがお姉さんはバスが出発するまで見送ってくれるとのこと。
ちなみにバスは古いコンセントのないタイプでした。
羽田には大体出発の50分前くらいに到着しました。
なんと一般のチェックインカウンターは大行列です。
しかしこのexpress connectionカードがあれば優先的にチェックインできることでしょう。
近くにいたJALのおっさんに声をかけるとなんとイライラしながらここに並べと言われました。
「は??」
とは言わずポーカーフェースを保つように心がけましたがオレンジ色のカードには、
「This is designed to expedite your connection process.」
(訳:このカードはあなたの乗り継ぎの手順を早めるように設計されています。)
と確かに書いてあります。そんなはずはないと思い保安検査場前にいた接客に慣れていそうなGSさんに声をかけました。
何とか対応してくれようとしましたがどうやらここでは発券できないとのこと。
ここに並べは発券もアップグレードも出来るみたいです。(チェックインカウンターほどではないですがこちらもしっかり混んでいます。)
確か30番カウンターってとこだったと思います。
とは言っても結局こうしているうちに出発の時間が迫ってきてしまい、優先的に通されたんですけどね…
機内での朝食後から忙しくてトイレに行く時間も飲み物を飲む時間も無かったのでとりあえずサクララウンジでお茶だけ飲んですぐに登場口に向かいました。
JALの回答
結局express connectionカードって何だったんですかね??ブログのネタにもなりますし気になったのでJALに問い合わせてみました。
最初の返信がこちらです。
いや、express connectionカードは配ってませんってどういうことやねん!笑笑笑
証拠写真を添付して返信します。
その返信がこちらになります。
※スマホからだと見にくいですがご了承ください。
「成田ではサポートするけど羽田では知らないよ、頑張ってね☆」ってことらしい。
どおりで羽田でこのカードを見せた時「なんだこれ?」みたいな顔をされたわけです笑
あの時の男性職員の対応も無理はないですね。さっきはおっさんとか言ってすいませんでした…orz
確かにキチキチが貰ったカードにも「NRT only」って書いてありますしね…
NRT=成田空港なんて普通の乗客は知りませんよ!(自分は知っていましたが)
でもそれじゃあ意味ねえじゃん笑笑
と思うのは自分だけでしょうか??
どうやらJAL側も同じことを思ったようで、成田と羽田でexpress connectionカードの取り扱いについて共有を行うとのこと。
これ以上自分のような人が現れないようなので安心しました。
それにしても2回目に聞いた羽田のGSさんはよく対応してくれたなと思います。だって見たこともないカードをいきなり渡されたのに対応してくれようとしたわけですからね。
日本におけるexpress connectionの位置付け
どうやらexpress connectionカードは日本ではまだ全くと言っていいほど浸透していないようです。何十年も働いていそうな男性職員もお客様サポートの職員も存在を知らないくらいですからね。
自分がきっかけとしてもっと広まっていってもらえればいいなと思います。
まとめ
まだ日本ではexpress connectionカードは浸透していません。
必ずサービスが受けられるとは限らないので期待しすぎないようにしよう!!
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