皆さんは飛行機1機が1日でどの路線をどのくらい飛んでいるのか考えた事がありますか?
同じところをずっと往復してるのでしょうか?
それとも色々なところを転々としているのでしょうか?
そこで今回は、飛行機の1日のスケジュールを調べてみました!
目次
調べ方
調べ方はすごく簡単です。
①まずはフライトレーダー24を開いて任意の航空機を選びます。
②選んだ飛行機の機体番号を調べます。
③調べた機体番号をFlightAwareで検索します。(フライトレーダーだと英語なのでちょっと見にくい)
これで飛行機の1日のスケジュールを知る事ができます。実際の飛行機では水平尾翼の近くに書かれているので自分が乗った機体を調べてみても面白いです。
国内線機材
まずは国内線で調べてみます。国内線は飛んでいる時間が短いので1日に何度も離着陸をします。一体どんな1日を送っているのでしょうか…?
①B777-200 JA773Jの1日
まずは東京オリンピック特別塗装のこの機体を調べてみましょう。
JALでB777は基本的に羽田-新千歳/伊丹/福岡/那覇にしか就航させていません。
JA773J | Boeing 777-246 | Japan Airlines (JAL) | xuhaoqing995 | JetPhotos
この日は羽田で夜を越したようですね。そこから伊丹へと飛びまた羽田へ。そしてもう一度伊丹を往復したのちに福岡を往復したようです。
この日は20:30には営業終了のようです。お疲れさまでした。
ちなみに翌日、翌々日も見てみました。
この二日間は伊丹には全く行かずにひたすら福岡と新千歳の往復でした。
なぜずっと同じ路線を飛ばないのでしょうか?誰かわかる人がいたら教えて欲しいです。
②B737-800 JA344Jの1日
次は小型機であるB737の1日を覗いてみましょう。B737は様々な路線に就航しているので単純往復ではなく複雑に全国を飛び回っているのが面白いポイントです。
JA344J | Boeing 737-846 | Japan Airlines (JAL) | Shogo Kawai | JetPhotos
この日は岡山からのスタートです。地方発の早朝便がほぼ間違いなく羽田にしか行きません。羽田に着いた後は福岡に向かいます。羽田-福岡にB777やA350ではなくB737が飛ばされるのは珍しいです。
さらにここからは新千歳、広島、羽田と旅して19時過ぎには営業終了。
翌日、翌々日も前日とは全く関係ないところを飛び回っています。
1日目は羽田を拠点として、釧路、帯広、高松と飛んで21時ごろ羽田に帰ってきて終了。
2日目は中部、新千歳、福岡など地方の主要都市を飛び回っていました。
ちなみに3日目以降も熊本、南紀白浜、北九州、仙台など今までとは全然違うところにも飛んでいました。
③B767-300er JA610Aの1日
最後に中型機であるB767を見ていきます。B767は最近広島や高松にも導入されたのが記憶に新しいです。
東京-広島/高松線 機材大型化でクラス Jも予約しやすい - JAL国内線
JA610A | Boeing 767-381(ER) | All Nippon Airways (Air Japan) | kouyagi | JetPhotos
早朝7時過ぎ、まずは羽田から松山を往復します。そして伊丹を往復、最後にもう一度松山を往復します。
中型機であるB767だと地方→地方へと飛ばすのが(需要的に)難しいので必然的に羽田が絡んだフライトになりますね。
この日以降も羽田と広島/宮古/秋田/山口宇部などの往復でした。
国際線機材
次は国際線の便はどうなのか見ていきましょう。国際線だと1日に何往復もされるのは困難なので1週間というスパンで見ていきます。
①B777-300er JA743Jの1週間
日本航空 Boeing 777-300 JA743J 成田国際空港 航空フォト | by パンダさん 撮影2019年12月28日
B777-300erはJALの国際線機材で唯一ファーストクラスの設定があります。
この機材が飛ばされるのは羽田-サンフランシスコ/ニューヨーク/ロンドン/パリ/シドニー、成田-ニューヨーク/シカゴ/ロサンゼルスのみです。
この機体は成田を拠点としてシカゴとロサンゼルスを往復している事がわかります。さすがに1日1往復が限界のようです。
2/2は飛んでいませんね。定期点検か何かがあったのでしょう。
ちなみに2/4はジョン・F・ケネディへ飛んでいました。
②B787-8 JA822Aの1週間
JA822A | Boeing 787-8 Dreamliner | All Nippon Airways (ANA) | Sebastian Sowa | JetPhotos
次はB787を見ていきます。B787は短距離〜長距離まで様々な路線で導入されているので先ほどのB737の時のような感じです。
上海、インド、パース、シアトルと非常に多様な路線に導入されていました。B787は中型機であるのにもかかわらず航続距離が長いので使い勝手がいいのでしょう。
乗っている飛行機がどこからスタートしたのか知る方法
主に国内線で使える方法なのですが、新聞を見れば分かるようです。
というのも、新聞は早朝に出発する地域で積まれるので地方新聞を見れば分かります。
もちろん機体番号が分かれば簡単に分かります。実際に機体を見てみるか、フライトレーダー24で確認してみましょう。
まとめ
使い勝手のいいB737やB787は様々な路線を不規則にホッピングしているので面白い
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