今回は2日1万円でJR九州管内の新幹線・在来線特急が乗り放題になる「みんなの九州きっぷ」を利用して「あそぼーい!」に乗車したのでそのレビューをしていこうと思います。
あそぼーい!は非常に人気な観光特急なので早めの予約が必要になります。
目次
あそぼーい!とは
特急 あそぼーい! | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~
あそぼーい!とは熊本-別府を結ぶ観光特急のことです。
熊本地震の影響で肥後大津~阿蘇間が4年以上も不通であったため長いこと運行されていませんでした。しかし2020年8月8日に全線が開通しました。
阿蘇の外輪山を突っ切るので車窓も美しく、今では珍しいスイッチバックもあるなど見所の多い列車です。
九州横断特急との違い
特急 九州横断特急 | JR九州の列車たち ~JR九州 観光列車【D&S列車】・新幹線~
あそぼーい!と九州横断特急は性質がまったく異なります。九州横断特急は普通の特急列車なのでラウンジや車内販売などはありません。
しかし平日も運行しています。あそぼーい!と比べて予約しやすいです。
またあそぼーい!は4両編成なのに対して九州横断特急は2両編成になってます。
ダイヤ・運行区間など
あそぼーい!は土日祝のみの運行になるので注意が必要です。
また運行時間と停車駅は以下の通りです。
予約する際の注意点
・人気があるので満席になりやすく窓側を予約するのが困難
・パノラマシートの予約はネットからは不可
・土日祝のみの運行
・自然災害の影響を受けやすい
・間違えて九州横断特急を予約しないようにする
実際に乗車してみた
きっぷは始発駅である別府から取っていたのですが今回は訳あって次の大分駅から乗車しました。
大分駅で乗車
一際目立つ列車が大分駅のホームにやってきました。たくさんの人が写真を撮っていました。もちろん自分もその一人です笑
大分駅での停車時間は長くないのですぐに乗車していきます。乗ると車内は満員とアナウンスがありました。
車内の紹介
はじめに車内の紹介をしていこうと思います。今回は最後尾の1号車に席を取りました。
まず一号車最後尾のパノラマシートはこんな感じになっています。
左にあるのが運転席です。意外にもパノラマシートにいるのは大人のソロプレイヤーが多かったです。子連れは皆無でした。
運転席もスイッチバックで移動する際撮影させていただきました。
続いてどんどん前の方まで見に行ってみましょう。
最初に見えてきたのがこのラウンジ。ここは指定席でなくみんなが自由に利用することができます。
その奥には、売店とカフェスペースがあります。1号車とは違って白を基調としているため、また違った雰囲気が出ています。
ちょっと進むとキッズスペースがありました。しかしここで遊んでいる子供はいませんでした。
そして先頭はこのようになっています。ここにもラウンジがあってゆっくりできそうです。
最後にこの列車にはWi-Fiがあるのでスピードを計測してみたいと思います。
一見早く見えますが、よく途切れるので意外と不便。
またトイレ(ウォシュレットなし)は全部で2ヶ所しかなくうち一つが故障していて1ヶ所しか使えませんでした。満員の4両の列車にトイレが一つしかないというのはかなり厳しく非常に残念でした。
しばらくすると秘境区間に入る
観光特急なので客室乗務員の方が名所などを随時案内してくれます。
ここは豊後竹田という駅で滝廉太郎が育ったところだそうです。
道中はほぼ圏外でトンネルも多く、森の中を突っ切っていきます。
九州の駅で一番標高が高いところにある波野駅を超えるといよいよ外輪山の中へと入っていきます。
阿蘇駅
阿蘇駅に到着しました。ここでの乗降はほとんどありませんでした。おそらく乗り放題きっぷで乗車している人がほとんどだからだと思います。
現在復旧中の阿蘇大橋の近くも通過しました。
立野駅周辺でのスイッチバック
再び外輪山を超えていくわけですが、坂が急なのであそぼーい!は普通に登っていくことができません。
そこでスイッチバックという伝統的な技術を使います。
下の線路が今来た方で、上の方に続く左の線路がスイッチバックを終えてこれから向かう方向になります。
立野駅でもう一度スイッチバックを行います。ここでは数分間停車するため列車の外に出ることができます。
ここからはどんどん熊本市街への街並みへと移り変わってゆきます。
熊本駅到着
3時間以上かかって到着したので意外と疲労感も多かったです笑
まとめ
列車、景色、スイッチバック全て楽しめる「あそぼーい!」は乗り放題きっぷで乗車するのがおすすめ!
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