今回はみんなの九州きっぷを利用してJR九州の新幹線や特急を最大限に堪能しつつ、九州各地の美味しいものを食べ歩いてきました!
JR九州の観光列車に興味がある人や九州各地の美味しい物に興味がある人にはおすすめのきっぷです!
目次
みんなの九州きっぷとは
九州新幹線と在来線特急がたった1万円で2日間乗り放題になるというぶっ壊れきっぷです。
全九州版と北部九州版があり、後者は5千円で利用可能。また指定席も6回まで利用することが出来ます。(今回は全九州版を利用しました。)
ちなみに、博多~鹿児島中央の正規運賃が10,640円なのでこれだけでもう元が取れてしまします。
またこのきっぷを持っていると各アミュプラザで500円分の金券を貰うことができます。
利用上の注意点
注意点は幾つかあります。
・きっぷの購入は3日前にインターネットからのみであること
・指定席の予約はJR九州か西日本の駅に行く必要があること
・土日祝のみ利用可能であること
・あそぼーい!のパノラマ指定席は追加料金がいること
このきっぷはあまり浸透していないのか、利用者が少ないようで僕が指定席予約のために行った駅では1人目だったようで窓口は1つしかないのですが駅員さんがとても手こずっていました。できれば大きな駅で発券したいところです。
詳しくはこちらに書いてあります。
今回のルート・ダイヤなど
①博多 →鹿児島中央 (7:22 → 8:58) さくら403号
②鹿児島中央 →指宿 (9:56 →10:47) 指宿のたまて箱1号
③指宿 →鹿児島中央 (10:56→11:48) 指宿のたまて箱2号
④鹿児島中央 →宮崎 (16:18→18:28) きりしま14号
⑤宮崎 →別府 (8:05 →11:08) にちりん6号
⑥別府 →熊本 (15:12→18:29) あそぼーい!
⑦熊本 →博多 (20:04→20:43) さくら408号
※⑦のみ自由席
※鹿児島において市電と桜島フェリーを利用
※大分-別府にソニックの自由席を利用
実際の旅のレビュー
購入から座席指定まで
きっぷは3日前までにインターネットから購入しました。
きっぷ受け取りと座席指定は乗車前ならいつでも大丈夫なのですが念のため2日前に行いました。
しかし今回どうしても乗りたかったあそぼーい!の人気が存外高く、土曜の分は満席、日曜の分は通路側のみ空席ということでした。
1日1往復しかなく、久大線が不通の今、九州を横断するには観光特急のあそぼーい!か九州横断特急を利用するしかないことが原因だと考えられます。
ということでこれらを利用したい場合は早めの座席指定を強くおすすめします。
〜1日目〜
1.博多駅
ということで朝の7時に博多駅にやってきました。土曜の朝ということもあって閑散としています。
まだお店などは開いていないのでコンビニで飲み物だけ購入して新幹線に乗ります。
さくら号なのに博多始発だったのでワンチャンJR九州の車両かと思いましたが残念ながらJR西日本車両だったので車内チャイムはいい日旅立ちでした。
(車両の見分け方はこちら)
乗車率はかなり低くだいたい3〜5名ほど。なんか悲しくなりますね。
車内にはWi-Fiもあります。たまに途切れますがまあまあ速いです。
熊本駅を通過すると各駅となります。
2.鹿児島中央駅
9時ごろ鹿児島中央駅に到着しました。鹿児島に入国(?)する前に検温を受けます。
次の列車まで時間がありますが、まだお店は開いていないので適当にぶらぶらしました。
出発前にはみやげ横丁でさつま揚げを購入。列車の中で食べようと思います。
鹿児島中央⇆指宿
時間が近づいてきたので列車に乗って行こうと思います。
こちらが今回乗る列車。指宿のたまて箱です。
車内はこんな感じになっています。まさにリゾート特急といった印象です。乗車率もそこそこ高く賑わいを感じました。車内販売もあります。
列車は景色の良いところをたくさん通りますが、めちゃめちゃ揺れます。
おかげで長距離ツーリングで弱っていた腰が無事爆発いたしました。
指宿駅に到着しました。
駅前に足湯があると聞いていたのですが残念ながら利用不可になっていました。
といっても指宿滞在時間は9分しかないのですが…笑
本当はJR最南端の駅がある西大山まで行きたかったのですが、接続が悪く断念…
それでは戻りましょうか…
指宿タッチをする人は意外と多いのではないかと予想していましたが、実際には自分らだけでした笑
行きも帰りも同じ客室乗務員さんだったので恥ずかしいです。JGC修行でこんなの慣れっこではありますが。
帰りは車内販売のプリンを食べたかったのですがあいにく売り切れ。回ってくる前に自分で買いに行かないとダメですね。
屋台村でお昼ご飯
地元の友達から紹介してもらった鹿児島中央駅の近くにある屋台村でお昼ご飯です。
なんとランチは2件しか開いていませんでした。
煮込み屋というところで喜界島25度という焼酎と赤鶏さつま親子丼を注文。1,350円でした。おいしかったです。
時間もあまり残されていないので早く食べて桜島に行ってみます。
桜島・鹿児島中央駅散策
まずは市電で水族館口という駅まで移動します。
そこから10分ほどかけて港まで歩きました。
ターミナルは綺麗で立派な建物でした。運賃は後払いなので直前にきてもすぐに乗り込むことができます。
船はこんな感じ。所要時間はだいたい20分ほどです。
桜島に着いたら右のほうへ進んでみます。
桜島溶岩なぎさ公園には無料の足湯があります。すごく景色が良く人も全くいないのですが暑いので今回は入りませんでした。
次に桜島ビジターセンターというところへ行きました。ここでは桜島での生活や歴史について無料で学ぶことができます。
桜島の子供達はみんなヘルメットを持っているらしいです。
滞在時間は40分ほどでしたがもう十分満足したので帰ります。
船に乗っている時に急に大雨が降ってきました。スコールみたいです。
水族館口まで歩くと雨に濡れてしまうので、帰りは鹿児島シティビューというバスを利用しました。
バスのほうが安く交通系ICカードも使えるし速いので最初からこちらを利用しておくべきでした。
駅に帰ってきたのでアミュプラザで500円分の金券をゲットしました。
鹿児島名物のかるかんと焼酎、薩摩スパークリングを購入したので後で列車で食べようと思います。
時間が中途半端に余ったので新幹線ホームで時間をつぶしました。
鹿児島中央→宮崎
16:18発の特急きりしま14号に乗っていきます。
非鉄でも知っている割と有名な787系という列車でした。
4両編成ですが普通車自由席は1号車の半分しかないので自由席よりも混むという状況が発生していました。
乗り始めは桜島を望むことができ指宿のたまて箱よりも圧倒的に景色がいいです。右側の座席を指定することをおすすめします。
ここでさっき買ったやつをいただきました。
隼人駅を過ぎると列車は秘境区間へと突入します。圏外であるところも多いです。
2時間ちょっとかけて宮崎駅に到着しました。
3.宮崎駅
着いてまず、地元民の強い訛りに驚きます。鹿児島でも感じたのですがそれの比ではなかったです。お店の人も周りの会話の声も新鮮でした。
駅前は工事中でした。
宮崎は車通りが少ないし路駐もほとんどないので素晴らしいです。
後いろんな店がごちゃまぜに存在しているのもびっくりしました。(ミスドの横にキャバクラがあったりご飯屋の横に風俗店があったりなど。)
丸万焼鳥本店で夜ご飯
YouTuberのSUさんが紹介していて美味しそうだと思ったので行ってみました。
お店は1階がカウンター、二階がお座敷になっています。予約なしですぐに入ることができました。とはいってもまあまあお客は多かったです。
メニューはこんな感じ。写真を見て適当に美味しそうなのを頼みました。お酒は百年の孤独ハイボールと焼酎・庄三郎です。
料理はこんな感じ。とても鳥刺しが一番おいしかったです。焼酎は量が多く3杯分はあります。
しかしながら宮崎名物のチキン南蛮がなかったのが唯一の心残りでした。
今日の締めは温泉です。歩いてすぐのところにある「極楽湯」というところへ行きました。
旅の疲れを癒すのに温泉は最高です。
ホテルエリアワン宮崎シティに宿泊
駅から15分ほど歩いたところにあるホテルに宿泊します。朝食付きで一人2,400円でした。
お部屋はこんな感じ。めちゃめちゃ広いです。ソファまでありました。
アメニティはなんでもあります。トイレはウォシュレット付きですし水周りも綺麗でした。
なかなかコスパの良いホテルだったのでおすすめです。
〜2日目〜
3.宮崎駅
朝食をホテルで食べます。200円で朝食をつけることができました。
本来であればバイキングなのですが、今はバイキングではなく、好きなものをスタッフの人にとってもらうという形式でした。
そのせいで順番待ちがひどく、朝からご飯を取るための行列ができていました。これはかなりのマイナスポイントです。
7:40頃チェックアウトし宮崎駅へ向かいます。
宮崎→別府
8:05発の特急にちりん6号に乗車します。
昨日宮崎まで乗ってきた787系です。そして同様に指定席が混んでました。
海側は景色が最高です。
日向市や延岡を過ぎると秘境区間に入ります。
3時間かけて大分駅に到着しました。にちりんはソニックと接続があるのでそれに乗り換えます。所要時間は10分ほど。やはり博多行ということもあって混んでいました。
4.別府駅
ようやく別府駅に到着しました。別府では鉄輪(かんなわ)温泉を堪能したいのでまずはバスで鉄輪まで向かいます。
だいたい15分ほどで到着。有名な観光地なのでバス停もターミナル化していました。
地獄蒸し工房というところでお昼ご飯にしたいと思います。
空いていて並ぶことなく釜にありつけました。ここのシステムはまず受付で名前を記入し、食券を購入します。そしたら釜に案内されるまで待ちます。
そしてスタッフの指導のもと釜に食材を打ち込んだら時間になるまで席で待ちます。
アルコールは禁止で飲み物は自分で持ってこなければいけません。(自販機はあります。)
こんな感じでチョイスしました。温泉卵が一番おいしかったですね。
続いて本日のメインイベントであるひょうたん温泉に向かいます。ここから歩いて5分ほどのところにあります。
ここではこうやって熱々の温泉を冷ましているみたいです。
温泉はそんなヌルヌルした感じはなかったです。いわゆる「硫黄の匂い」ってやつはちょっとだけありました。
上がったら食堂みたいなところで温泉蒸しプリンと温泉卵を食べました。
そしたら別府行のバスに乗ります。本数はまあまあ多かったので便利でした。
あそぼーい!は別府始発ですが、大分駅のアミュプラザで金券500円分を使う為大分駅にソニックで向かいました。
5.大分駅
ここでは鹿児島と違ってお土産には使えないみたいでした。そこで時間もないのでタピオカに交換。
急いでホームに向かいます。
大分→熊本
いよいよこの旅のメインであるあそぼーい!に乗車していきます!
あそぼーい!の始発は別府駅ですが、今回は大分駅から途中乗車します。
列車は満員(アナウンスあり)でした。鉄オタと子連れが多かったです。
列車は、秘境区間を多く通りながら阿蘇の外輪山を横断して熊本市の方へ抜けるというルートをとっています。
車内はざっとこんな感じ。売店などもありましたし、ラウンジのようなくつろげるスペースも沢山ありました。
阿蘇駅を通過します。
一番特徴的なのはこの最前列のパノラマシートですね。
立野駅でのスイッチバックは圧巻でした。
※詳しくは別に記事を書きたいと思います。
6.熊本駅
3時間以上かかり18:30にようやく熊本駅に到着しました。今からこの旅の最後の夕食にしたいと思います。
熊本では馬刺しを堪能します。馬肉料理専門店の「菅乃屋」というところに行ってみました。
メニューはこんな感じ。全部馬肉です。
適当に頼んでみました。甘くてとても美味しいです。(さっきから美味しいしか言ってないような…?)
本当は終電まではまだ時間はあるのですが、お店は閉まっているし特にやることもないのですぐに帰ることにしました。
さくら408号に乗車。 1号車の搭乗率は低かったです。
7.博多駅
わずか40分ほどで博多駅に到着。大分⇆熊本と距離はほとんど同じなのに所要時間がこんなにも違うとはやはり新幹線恐るべしです。
乗り放題でいくら得したのか??
①博多 →鹿児島中央 さくら403号 …10,840円
②鹿児島中央 →指宿 指宿のたまて箱1号 …2,180円
③指宿 →鹿児島中央 指宿のたまて箱2号 …2,180円
④鹿児島中央 →宮崎 きりしま14号 …4,310円
⑤宮崎 →別府 にちりん6号 …6,120円
⑥別府 →熊本 あそぼーい! …5,240円
⑦熊本 →博多 さくら408号 …4,700円
合計;35,570円
みんなの九州きっぷは10,000円なのでなんと25,570円も得したという計算になります!
まとめ・感想
今回は観光業で成り立っているようなところばかり行きましたがどこも元気がなく寂しい感じがしました。
個人的には最大限の対策をしつつも旅行へ行きお金を落としてあげたいと思います。
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