福岡空港において、JALとANAはどちらが便利なのでしょうか?
航空会社にこだわりがない人はどちらでもいいと思うかもしれませんが、これからJGC、SFC修行をやろうと思っている人や既にどちらかのステータスを持っている人にとってはとても重要な問題です。
そこで今回は、福岡空港発着路線においてJALとANAどっちが便利か、就航路線や便数の観点から考えてみます。
JAL(JGC)とANA(SFC)どちらで修行するか迷っている人は是非読んでみてください。
目次
コードシェア便について
JALとANAはどちらもコードシェアを実施しています。コードシェア便で予約すればマイルやFOP(PP)も貯まるので今回はこれもJAL便、ANA便にカウントしたいと思います。
ちなみにJALは
・フジドリームエアラインズ
・天草エアライン
・ジェットスター・ジャパン(LCC)
とコードシェアを実施しています。
ANAは
・エア・ドゥ
・ソラシド・エア
・IBEXエアラインズ
・オリエンタルエアブリッジ
・スターフライヤー
とコードシェアを実施しています。
メジャー路線で比較
ここからは具体的な路線を上げていこうと思います。
ただしJALとJTA、JACは全てJALとして考えるものとします。また調べたのは2020/2/1です。
①福岡-羽田
この路線はどちらも便数が多いので福岡発の便のみで比較します。
JALは1日17便、ANAは1日26便飛ばしています。ANAの圧勝です。
実際に調べてみるまではここまで差があるとは思っていませんでした。
これはANAがスターフライヤーと全便コードシェアを実施していることに起因します。
26便のうちスターフライヤーは8便も占めているのでANAでの運行は18便ということになりこれだとJALとほとんど同じです。
結論、ANAの圧勝
②福岡-成田
福岡→成田
JALが早朝の1便、ANAが早朝と昼過ぎの2便を飛ばしています。
成田→福岡
JALが19時の1便、ANAが10時と18時の2便を飛ばしています。
これだけ見るとJALは使い勝手が悪くANAの圧勝と言えます。
しかしながらJAL国際線を利用する場合に限りジェットスター・ジャパンとのコードシェア便を利用することができるのでこれならば+8便されて1日9便の運航になるのでJALの圧勝と言えます。
しかしLCCとのコードシェア便ということでデメリットも多いです。
具体的には、
・チェックインはジェットスターカウンターでしないといけないのでステータス
が使えない
・成田のターミナル移動が大変
・座席が狭い
・便によっては(コードシェア便利用者用の設定座席数が少ないので)予約できない
といったことがあります。
そういうわけで個人的にはANAの辛勝だと思います。
〔国際線への乗り継ぎ便〕JAL、ジェットスター・ジャパン コードシェア便サービスのご案内(路線・時刻表) - JAL国際線
③福岡-新千歳
福岡→新千歳
JALは11:45発と14:55発の2便、ANAは11:50発の1便を飛ばしています。
新千歳→福岡
JALは11:30発と14:00発の2便、ANAは14:15発の1便を飛ばしています。
利便性はJALの圧勝と言えるでしょう。
しかしJALは737-800での運航なのに対し、ANAは777-200での運航なので予約のしやすさはそこまで変わらないのかなと思います。
結論、JALの勝利
④福岡-那覇
この路線はどちらも便数が多いので福岡発の便のみで比較します。
JALは1日7便、ANAは1日8便とばしています。
さらにJAL(JTA)は全て737-800での運航であるのに対し、ANAは一部中型機である767-300での運航もあるのでANAに軍配が上がりそうです。
結論、ANAの勝利
⑤福岡-伊丹
福岡→伊丹
JALは7:30〜18:45までに4便、ANAは7:15〜19:15までに6便を飛ばしています。
伊丹→福岡
JALは7:15〜20:00までに4便、ANAは7:05〜20:20までに6便を飛ばしています。
ANAの方が若干多いのはIBEXとのコードシェア便があることに起因しているようです。ちなみにコードシェア便は1日1往復です。
結論、ANAの勝利
⑥福岡-関空
福岡→関空
JALは0便、ANAが8:00に1便を飛ばしています。
関空→福岡
JALは0便、ANAが20:10に1便を飛ばしています。
成田の時と同様にJALだと国際線利用時はジェットスターとのコードシェア便を利用できます。しかし行きも帰りも朝便なので海外→関空と関空→福岡の乗り継ぎが困難かもしれません。
結論、ANAのやや勝利
⑦福岡-名古屋
福岡から海外へ行く際に中部セントレアを利用することはほぼないので今回は中部と小牧を区別しません。
こちらも便数が多いので福岡発のみで評価をします。
JALは1日5便、ANAは1日9便を飛ばしています。
JALは全5便がフジドリームエアラインズ運航の小牧便のみ、ANAは自社2便、スターフライヤー6便、IBEX1便です。
小牧は名古屋中心部に近いけどサクララウンジがありません。
結論、ANAの圧勝
マイナー路線で比較
①福岡-仙台
福岡→仙台
JALが9:20発と13:34発の2便、ANAが8:05〜19:10までに5便を飛ばしています。
仙台→福岡
JALが10:55発と15:40発の2便、ANAが7:35〜19:10までに5便を飛ばしています。
ANA便が多いのは1日4便がIBEX運航であるからです。
結論、ANAの圧勝
②福岡-宮崎
こちらも便数が多いので福岡発のみで評価をします。
JALは1日7便、ANAは6便を飛ばしています。
うちANAの5便はオリエンタルエアブリッジとのコードシェア便です。
またJALが全便ジェット機なのに対しANAは全便プロペラ機なので乗り心地はJALの方がいいでしょう。
結論、JALの勝利
どちらか一方しか就航していない路線
JALしか就航していない路線は、
・花巻 ・松本
・静岡 ・徳島
・松山 ・出雲
・高知 ・天草
・鹿児島 ・奄美
・屋久島
の11路線。
ANAしか週越していない路線は、
・小松 ・対馬
・福江(長崎) ・石垣
・宮古(季節限定)
の5路線。
結論、JALの圧勝。
国際線だとどうか?
どちらも福岡空港には自社便は飛ばしていませんが、アライアンスという観点から見ればANAの圧勝です。
詳しくはこちらで解説しています。
どちらで修行するのがおすすめか
特にこだわりがない場合はANAのSFC修行をするのがおすすめです。
若者や回数修行をしたい人はJALのJGC修行でもいいと思います。
まとめ
・主要路線はANAが強い
・地方路線はJALが強い
・国際線はANAが強い
人気があればその他の地方空港でバージョンも考えてみたいです。
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