エアバンド初心者の皆さんようこそ!
今回は初心者向けに航空無線を聴くためのいろはを教えしたいと思います。
敷居が高そうに思うかもしれませんが全くそんなことはありません。実は全然難しくないですし、手軽に聞くこともできるんです。
この記事を読むことで、エアバンドとはなんなのか、自分は何を知らないのか、何を覚えれば楽しめるのかが一発で分かるようになります。
目次
- 航空無線とは
- そもそも傍受は合法なのか
- 航空無線は大きく分けて2種類
- 初心者は空港管制がおすすめ
- 航空無線の用語について
- 受信機について
- Live atcについて(使い方説明含む)
- ユナイテッド航空のサービスについて
- 【中級者向け】さらに勉強したい方へ
- まとめ
航空無線とは
航空無線とは簡単にいえば、飛行機の中のパイロットと地上にいる航空管制官とがやりとりをする無線のことです。交信はデジタルではなく全てアナログで行われており目的に応じ極超短波から中波までの各種の周波数帯が使い分けられています。
原則として交信には英語が用いられていますが必要に応じて日本語も用いられます。
そもそも傍受は合法なのか
管制官とパイロットは航空無線を使用して話をしていますが、その内容は「エアバンドレシーバー」という無線機を使えば誰でも聴くことができます。
ただし、傍受した通信の内容を漏らしたり、窃用することは電波法で禁じられています。
国土交通省より
つまり、録音した動画をネットにアップなどをしてはいけないということですね。
しかし実際問題として、これらの行為を行った人が逮捕された話は聴いたことがありません。電波法は家などの盗聴などをターゲットとしてつくられた法律だからだと思います。
この法律はエアバンドを聴こうなどと考える我々のような変態を想定して作られていません笑
航空無線は大きく分けて2種類
航空無線は飛行場管制とエンルート管制の2種類に分かれています。
飛行場管制では、主に飛行機が地上にいるときと離着陸時を担当します。よく空港に高い建物が建っているのが見えると思いますがそこは飛行場管制を担当している管制官が仕事をしている場所の一つです。
エンルート管制では、主に太平洋上を除く飛行場管制の範囲外を担当します。場所は空港とは全く関係ないところにあります。例えば、関東周辺(範囲はもっと広い)を担当している東京コントロールは所沢にありますし、福岡コントロールは福岡の雁ノ巣というところにあります。
最初のうちは空港で聴けるか聴けないかくらいの違いと考えていいでしょう。
初心者は空港管制がおすすめ
キチキチが航空無線を全く聴いたことがない人にオススメするならば空港管制を聴いてみることをオススメします。特に〇〇タワーの周波数を聴いてみるといいでしょう。周波数は「〇〇空港 周波数」で検索してください。
Twrと書いているのがタワーのことです。
Twrでは主に飛行機の最終離着陸のやりとりが行われているのでとても面白いです。
また、周辺に空港がないという人はエンルート管制を聴いてみてください。エンルート管制はどんな場所でも聴くことができます。余談ですが、電波を発信している基地が全てコントロールにあるわけではないので、電波が入りやすいところ、入りにくいところがあります。
航空無線の用語について
2019/7/2追記、こちらも合わせて読んでください↓↓↓
今回は初心者向けということなのでまず最初に覚えて欲しい用語を教えたいと思います。
最低限これだけ覚えていれば楽しめるだろう用語を独自に厳選しました!
コールサインについて
「コールサイン=航空会社+便名」です。機体を識別するために用いられています。
All Nippon=ANA、Japan air=JAL とりあえずこの2つを覚えておきましょう。
(人のサイトを勝手に貼っておきます。分かりやすいのでぜひ見てみてください)
Cleared for take off
=離陸して大丈夫です。Clear for take offと聴こえることが多いです。
Cleared to land
=着陸して大丈夫です。同様にClearと聴こえます。
Hold short of runway
=滑走路手前で待機してください。(まだ滑走路の中に入らないでください。)
Line up and wait
=滑走路に入り、離陸の許可を待ってください。
簡単ですね!とりあえずこれだけ覚えておけば大丈夫!!
受信機について
まずはキチキチが使っている受信機を紹介します。
最初は安いやつで大丈夫です。空港周辺は電波が強いのでどんな受信機でもクリアな音を聴くことができます。
自分はiCOMを使っているのでこちらの種類を一応はおすすめします。
iCOMは一歩目の受信が他よりも優れています。
とは言っても、これは初心者向けの記事ですから安くてコスパのいい受信機をキチキチが選んでみました。
おそらく、見つけた中で最安。もし感度が悪くても空港では絶対に聴こえるので安心してください。(多分)
間違ってトランシバーを買わないように注意してください!資格が必要な場合もありますし、交信を妨害してしまう場合だってあります。それに、受信機じゃないと機内で使えませんので…
Live atcについて(使い方説明含む)
とはいっても、わざわざ受信機を買って空港まで行くというのは敷居が高いと感じる人もいるのではないでしょうか?
そういう人にオススメのサイトがこれ!
なんと、ネットで全世界の空港やエンルートの無線を無料で聴くことができるんです!
使い方を説明するために、羽田空港の無線を聴いてみましょう。
まずは写真の左上のほうにあるAirport/ARTCC Codeというところに「RJTT」もしくは「HND」と入れます。
聴きたい空港のAirport/ARTCC Codeが知りたい場合は「〇〇空港 スリーレター」で検索しましょう。
そうすると一番下にRJTT Twr/TCAと書いてあるのでLISTENをクリックします。
日本の空港は2019/4/29現在で羽田、成田、福島が登録されています。
これを聴きながらflightradar24というサイトで航空機を見ることでより一層楽しめます!
またこれらはアプリ版もあります。一部有料ですが…
ユナイテッド航空のサービスについて
ユナイテッド航空では機内でサービスとして航空無線が流れているチャンネルがあるそうです!飛行機オタクとしては是非乗ってみたい限りです(笑)
【中級者向け】さらに勉強したい方へ
脱初心者の一歩は何と言っても専門用語を覚えることです。英語力でカバーできるところもありますが、無理なところも多いです。下にキチキチが勉強させてもらったサイトのリンクを貼っておくので勉強してください。
まとめ
安い受信機を買ってまずは空港に行ってみること!
無理ならLive atc!用語はとりあえず4つ覚えよう!!
Twitterやってます!フォローお願いします!