今回は、主に福岡-羽田で機内で航空無線を追う方法について解説していきたいと思います。機内で航空無線を聴いていて、途中で聞き逃して周波数が追えなくなってしまったという人も多いのではないでしょうか?
空港での航空無線の楽しみ方についても解説したいと思います!
目次
キチキチが使っている受信機の紹介
自分が機内で航空無線を聞いたことのある航空会社は、
ANA JAL スカイマーク の3社です。
機内での航空無線傍受が禁止されている航空会社もあるので注意してください。
まずキチキチが使っている受信機について紹介したいと思います。
なかなか感度が良く、聞き逃すことがないのでとても重宝しています。
特に機内で次の周波数を聞き逃すと致命的です(後述)
アンテナは、長い方が感度が良く短い方が悪いです。空港周辺など電波が強いところでは短い方を使用しています。
1.福岡空港到着編
福岡空港に到着しました。キチキチはいつも2時間前には到着します。まずはカウンターでチェックインを済ませ、一目散に展望台に向かいます。(本当はもっとよく飛行機が見えるスポットが敷地の外にあるのですがそれはまたの機会に紹介したいと思います。)
まだ出発機の準備は始まっていないので、他の飛行機の交信を聴きます。
ここでおすすめしたいのが福岡タワーを聴くことです…
ちょっと何言ってるか分からないという人が多いですかね?笑
どんどん自分のペースで喋ってしまうのがオタクの悪い癖(?)許してください。
こちらに国土交通省のリンクを貼っておきますので、ぜひ見てみてください。
体系的にまとめられています。
それでは本題に戻ります。福岡タワーの周波数は118.4ですので、118.4に合わせます。(.はデシマル、もしくはポイントと発音されます。)
福岡空港では日中以外は基本的に海側からの着陸になっています。
聴いているうちに時間が経ってしまったのでX線検査場に向かい制限エリア内に入ります。
福岡空港の展望台で怪しい人を見かけたらキチキチです(笑)
そっとしておいてください(笑)
2.制限エリア内編
大体30分以上前に到着しておきます。
まずは、カンパニー無線でも聴いてみましょう!福岡空港はまだアナログです。
周波数はANAが130.45、JALが131.85です。
カンパニー無線では、気流が乱れている場所や燃料の量、お客の情報、到着スポットなどの情報のやり取りが行われています。
これを聴いたら次は、福岡クリアランスを聴きます。周波数は121.925。主にここでは出発の許可や飛行経路の承認を得ます。これを聴いているときはもう機内に乗っていることが多いですね。
3.機内編 〜グラウンド〜
ここからは管制官が次に交信する周波数を言ってくれるので楽チンです!
「contact fukuoka ground 121.7」と聞こえてきたら121.7に合わせます。
福岡空港では、飛行機に乗ったのになかなか出発せずに、機長がアナウンスで「管制塔からの出発の許可待ちです」と言うことが結構ありますよね。
いつ出発するんだよ(怒)とイライラした経験はないですか?笑
福岡グラウンドを聴いていればだいたい後どれくらいで出発するのかがわかります。
一緒にいるお友達や家族にドヤ顔で教えてやりましょう。だいたいドン引きされます。
4.機内編〜タワー→デパーチャー〜
福岡空港では、少しタキシング(地上走行)するとすぐに「contact fukuoka tower 118.4」と聴こえてきますので、118.4に合わせます。
ここでもなかなか離陸しないことが多いですよね。そういう時のこれを聴いていれば、いつ離陸できるのか詳しくわかります!
離陸するとすぐに「contact departure (119.7)」と聴こえますので、119.7に合わせます。
国内線では119.7は省略されることが多いです。
ここからは、電波の入りが一気に落ちます。長い方のアンテナでは辛うじて管制官の言葉が聞き取れるかもしれませんが、短い方ではほぼ聞こえません…
ここからはパイロットの声しか聞こえない上、パイロットは省略して復唱することが多く、大変聞き取りにくいです。瞬発力と受信機の性能が勝負になります。
5.機内編〜コントロール〜
参考;http://ainet.bent.jp/aviation/airband_acc.html
まずは、「contact fukuoka control 118.9」と聴こえてきます。今は北九州上空です。
(経路;よかと→ルフィー)
→132.4 ここは中国北セクターです。
→125.7 ここは三河セクターです。東京コントロールに入ります。この周辺では電波が
入りにくくなります。入らなくなったら123.7に先回りしてください。
→123.7 ここは関東南Aセクターです。静岡の海沿いです。富士山もみえますよ!
この周波数での交信は結構長かったと思います。
(declare direct ディーバー)
→133.7 ここは湘南セクターです。晴れていればもう首都圏の街並みが見えます。
(declare カイホーアライバル)
→119.1 ここからは東京アプローチです。(via アーロン)
→118.1 ここからは東京タワーです。もうすぐ着陸です。今回は34Lへの着陸です。
画像使用「ぼくは航空管制官4 羽田2」をApp Storeで
→121.7 東京グラウンド。グラウンドはどこもだいたい121.7です。どの誘導路を
経由したかは忘れてしまいました… すいません
最後に、今回は聞きませんでしたがもう一度カンパニー無線を聴いてみると、「〇〇が揺れました!」とか将棋で言う感想戦の様なものが聴けます。
補足ですが括弧書きしてあるものは全て飛行した経路のことです。気流の状況で毎回変わります。上級者用に記しました。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、思ったよりも相当マニアックなものになってしまいました(笑)
しかし、航空無線が聴くのは疲れますがとっても楽しいですよ
よく空港で写真を撮っている飛行機オタクの方を見かけますがほとんどの人は航空無線を聴いていません。(どうやって写真を撮っているのでしょうか…)
航空無線を聴きながら写真を撮ればどこから何が来るのか聴覚的にわかりますし、お目当の機体が動き出すタイミングもわかりますので、是非聴いてください。
機内で航空無線を聞くのは、まあ恥ずかしいですよ(笑)
そもそも周りの目が痛いです。友人や家族からも痛い目で見られます。
またスカイマークでは長いアンテナは危険なのでやめてくださいと言われたことがあります。
周りはみんな知り合いだったし何が危ないのかわk (ry
とにかく周りからは変の目で見られます(笑)
でもやっぱりそれに勝るものがあります!もうやめられません(笑)
次回は逆方向バージョンをアップします!
この内容もし需要があれば他の路線バージョンもアップしたいと思います。
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