今回は上空でのエアバンドはどんなやり取りがされているのかということを紹介したいと思います。
そのために福岡-新千歳の例を挙げながら説明していきます!
また実際に聞いてみる場合はこの記事を読んで軽く予習していただければと思います。
またその他の路線の航空無線についても記事を書いているので是非読んでいただけると嬉しいです。リンクは一番最後に貼っておきます。
目次
はじめに
今回もいつも通り短い方のアンテナを使用したので感度はかなり低めです。(過去記事要参照)
しかしながらパイロットの人の声が大変聴き取りやすく、復唱(read back)もしっかりとしてくれたため、一発で一連の周波数を追うことができました。感謝しかありません(笑)
また福岡-新千歳は意外にも羽田-沖縄(いわゆるHND-OKAタッチ)に匹敵するくらい長距離の路線なのでずっと集中しているととっても疲れます(笑)
そこで今回は左耳に航空無線(エアバンド)、右耳に音楽という感じで行きました。やってみると案外快適なのでおすすめです。
背景となる知識(予習)
今回も例によってこちらのサイトをずっと見ていました。JAL、ANAでは機内Wi-Fiが利用できますが、SKYなど他のエアラインを利用する場合はオフラインでもこれが観れる状態にしておく必要があります。
また、あらかじめフライトレーダー24で福岡-新千歳を飛んでいる飛行機がどの経路を飛んでいるのかを把握しておくとかなり参考になるでしょう。
しかしこの路線を飛んでいる飛行機は日中にしか飛んでいないので注意が必要です。
福岡空港管制
前置きが長くなってしまいましたがここからが本題です。それでは宜しくお願いします。
クリアランス
今回もまたクリアランスは聴くことができませんでした…
なんか飛行機に乗ってすぐだと他の乗客がどんどん乗ってきますから恥ずかしいんですよね(笑) なんせ一人ですから…
グラウンド
[121.7]
ドアクローズの2分後にpush backをrequestしましたが、(「request push back」と聴こえてきます。)福岡空港滑走路混雑のため認められず、実際にpush backを開始したのはさらに5分後のことでした。
Push backが完了し、トーイングカーが離れると、taxing をrequest
(「request taxi」)します。(holding point E2)
タワー
[118.4]
Taxing開始から2分後に交信がタワーの方に移動してきました。
RWY16からの離陸(airborne)です。
離陸は3、4機目でした。ここでちょっと小言を言いたくなるようなことを一つ!!
なんで自分たちより後にpush backしたジェットスター(オレンジライナー)が先に離陸するんだよ!!怒
まあ、色々大人の都合があるんでしょう(笑) こんなことでいちいちイライラしていては、福岡空港なんか利用できません(笑)
さて離陸の順番がやってきました。「wind 140 at 12 runway 16 cleared for take off 」
デパーチャー
[119.7]
いつもは省略されるdeparture frequencyですが今回はなんと省略されませんでした!
パイロットの方もしっかりと復唱しているので非常に助かります(笑)
遅延回復のためでしょうか?「declare direct yokato」簡単に言うと近道して飛行していいですよ〜ってことになります。yokatoは場所の名前です。
エンルート管制(福岡ACC)
[118.9]
いつも通り北行きは毎回この北九州セクターを通ります。今回は天気が悪く、雲が非常に多かったため高度(flight levelのこと以下FL)の指示が多かったです。
[126.1]
中国南セクターです。ここの北行きはだいたい通るのかな? FL220へ向けてclimbingしていきます。ずっと雲の中です。
[132.5]
中国北セクターです。ここも少なくとも羽田行きの便は通ります。ここからFL390にclimbingしていきます。
エンルート管制(東京ACC)
[133.8]
近畿西セクターです。FL330へ。ずっと雲の中にいます。
[133.025?]
若狭セクターかな?通信担当のパイロットが変わってめちゃめちゃ聴き取りにくくなってしまった…
てゆうかまあこれが普通なんですが… 多分この周波数だったと思うのですが、念のため確実に通るであろう132.45に先回りしておきます。
[132.45]
北陸セクターです。見事に正解しました。それに元の人に戻ってくれました!とっても聴き取りやすい!
[132.3]
上越セクターです。FLは330。ここでキウイジュースを持ったCAさんが周ってきたので2回目のドリンクサービスを享受。
エンルート管制(札幌ACC)
[133.3?]
三沢西セクターです。また聴き取りづらくなりました。ここらへんは少し揺れました。
[119.3]
北海道南(FL240+)セクターです。119.8と聴こえたけど多分こっちのはず。「resume normal speed」「descend 170 by
deber」deberはおそらく空路の名前でしょう。
新千歳空港管制
窓の外を眺めると広大な北の大地が広がっていました。
アプローチ
[120.1] maintain FL170と聴こえてきました。特に重要なポイントではありません。
→decsend 13 thousand→decsend 7 thousand→decsend 4 thousand
ILS Z(アイエルエスズールー)runway 9L approachでした。こんなに天気がいいのにILS進入なんですね。
タワー
[118.8] 「cleared to land」
グラウンド
[121.6]到着spotは12。
まとめ
ざっとこんな感じです。札幌ACCの交信は初めて聴いたのでとても興奮しました!
何度も言っているように運良くしっかりと復唱してくれるパイロットさんだったのでとても助かりました。こればっかりは運ゲーです。万全を期すためにはやはり長いアンテナがいいですね。
とは言ってもずっと聴いてるのはだるいと思う人も多いと思います。そういう人は空港管制だけ聴いてみるのもいいかもです。
その他の路線のリンク
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