国際線のFOP修行のルートとして有名なのはシンガポール線(OKA-SINタッチ)やクアラルンプール線などで東南アジアばっかりです。
しかし実際は、オーストラリアなどのオセアニア路線もコスパがいいのです。
そこで今回は、「オセアニア路線はどのくらいコスパがいいのか」、「どの路線が一番お得なのか」というのを東南アジア路線と比較しながら説明していきます。
目次
- 東南アジアとオセアニアはFOPが1.5倍!!
- 主要路線のFOP単価を比較してみる
- Economy Saver(S)よりもプレミアムエコノミーを使いましょう!
- オセアニア路線について
- 東南アジア路線について
- オセアニア路線のモデル路線
- オセアニア路線は特にプレミアムエコノミーと相性◎
- まとめ
東南アジアとオセアニアはFOPが1.5倍!!
JALの国際線では、東南アジア路線とオセアニア路線だけがFOP換算率が1.5倍なのです。これによって、修行においてはヨーロッパやアメリカといった選択肢は完全に断たれてしましました。
多くの修行僧は東南アジア(特にシンガポールやクアラルンプール)で修行していて、オセアニアでは修行していないのであまり詳しい情報がありません。そこで自分がこの記事を通して説明していこうと思います!
主要路線のFOP単価を比較してみる
ここでは修行に多く用いられている路線やこれから用いられそうな路線をいくつかピックアップし、表にまとめたものについて説明していきます。
運賃(諸費用込み) | FOP(往復) | FOP単価 | |
シンガポール | 128170 | 10736 | 11.9383383 |
クアラルンプール | 134080 | 10814 | 12.3987424 |
ジャカルタ | 155920 | 11636 | 13.3997937 |
シドニー | 171000 | 15390 | 11.1111111 |
メルボルン | 176140 | 16074 | 10.9580689 |
ロンドン | 354190 | 13228 | 26.7757787 |
ニューヨーク | 333000 | 14246 | 23.3749825 |
福岡-宮崎 | 4900 | 196 | 25 |
※運賃には一番安そうなものを用います。
※いくつか対照実験として関係のない路線についても調べています。
※座席クラスについては一番コスパがいい可能性が高いプレエコとします。
東南アジアに関してはやはり一番有名なシンガポールが最もFOP単価が低いという事が分かりました。
しかしオセアニアはどうでしょう?日本から直行便があるのはシドニーとメルボルンになりますが、どちらも単価は東南アジアの全路線よりも低くなっています!
オセアニアは東南アジアより燃油サーチャージが7500円多くかかりますが、(2019/8/27現在)これを考慮しても前者の方がFOP単価が低いのには驚きました!
FOP積算率が1.0倍のその他の路線は全く話になりません。試しに回数修行によく用いられる福岡-宮崎と比べてみましたが、ほぼ同じ単価となりました。相当悪いですね…
Economy Saver(S)よりもプレミアムエコノミーを使いましょう!
Economy Saverはエコノミーの一番安い運賃カテゴリーの事で(ダイナミックセイバーを除く)FOP積算率は50%となります。プレエコは100%なので単純計算すればEconomy Saverの運賃がプレエコの半分ならばとりあえず損はしないということになります。
シンガポール | ||||
運賃のみ | 運賃(諸費用込み) | FOP(往復) | FOP単価 | |
プレエコ | 107000 | 128170 | 10736 | 11.9383383 |
Economy Saver | 49000 | 70210 | 5768 | 12.1723301 |
しかし上の表を見てください。若干プレエコのほうが単価が低くなっていますね。
しかしEconomy Saverがラウンジも使えないし座席も狭いということも考えるともっともっと安くないといけません。
これに関しては皆さん自身で単価を計算して比較してみる必要があるでしょう。
ビジネスクラスは高額になりすぎるうえFOP積算率は125%どまりなのでFOP単価は悪いです。
オセアニア路線について
メリット
一撃で獲得できるFOPが多い!
オセアニア路線の最大のメリットはこれです。上の表を見れば分かりますが、シンガポールとメルボルンを比較するとプレエコ利用で一度に獲得できるFOPが5300くらい違います。これは羽田-那覇3.6回分に相当します。(ウルトラ先得)
どんなに飛行機が好きでも飛行機の乗り降りを何度もするのは体力的にきついのでこの差は実は非常に大きいです。
FOP単価が東南アジア路線よりやや優秀
調べる前は「どうせ東南アジアの方がFOP単価が低いんだろ」と高を括っていまししたが実際はオセアニア路線の方が低かったんですね!ここで先ほどの表を再掲します。
運賃(諸費用込み) | FOP(往復) | FOP単価 | |
シンガポール | 128170 | 10736 | 11.9383383 |
クアラルンプール | 134080 | 10814 | 12.3987424 |
ジャカルタ | 155920 | 11636 | 13.3997937 |
シドニー | 171000 | 15390 | 11.1111111 |
メルボルン | 176140 | 16074 | 10.9580689 |
ロンドン | 354190 | 13228 | 26.7757787 |
ニューヨーク | 333000 | 14246 | 23.3749825 |
福岡-宮崎 | 4900 | 196 | 25 |
燃油サーチャージなど込みで考えてもこれだけ違いますから、時間に都合がつく場合はこっちの方がいいかもしれませんね。
時差がない
日本とシドニー・メルボルンとの時差は一時間しかありません。
そのため修学旅行にも人気の行き先となっています。そんなことはどうでもいいのですが、ここで言いたいことは長距離移動でも時差ボケがない分だけ体への負担が少ないということです。
デメリット
一連の行程に長期間が必要
東南アジア路線だとシンガポール線(通称0泊3日OKA-SINタッチ)が有名です。
実はこれは航空券に存在している最低滞在日数という制約を上手くかいくぐった手法なのですが、これがオセアニア線には使うことができません。(ちょうどいい便がない)
さらに距離自体も遠いので結果的に4-5日間くらいはかかってしまいます。
体力的にきつい
所要時間の問題から機内で夜を過ごさないといけないので、実質夜行バスで移動しているみたいな感じです。
さらに行程は長期間に渡るというおまけつきです。
燃油サーチャージなど諸費用が高い
例えば、東京-シドニーでは諸費用が41,000円、東京-シンガポールでは21,210円と倍も違います。とはいってもこれを考慮してもFOP単価は前者の方が低いのですが…
運賃がすぐ高額になる(チケットが取りづらい)
オセアニア路線は東南アジア路線と比べて便数が少ないので航空券が高額になりやすいです。さらに長距離路線の方が最初の割引率が高かったりするので最終的に高額になりやすいという側面もあります。(これは国内線にも当てはまります。)
実際に調べてみると、長期休暇や土日などはかなり高くなっています。
東南アジア路線について
メリット
一連の行程が短期間で完結する
先ほども述べた通り0泊3日など弾丸修行が可能です。3連休などで修行することもできる点が大きいです。
体力的に楽
この理由はもうここまで読んだ方なら分かると思います。
もう一度簡単にまとめておくと、
・一連の行程が短い
・昼行便もある
です。
FOP単価がオセアニア路線にやや劣る
再掲
運賃(諸費用込み) | FOP(往復) | FOP単価 | |
シンガポール | 128170 | 10736 | 11.9383383 |
クアラルンプール | 134080 | 10814 | 12.3987424 |
ジャカルタ | 155920 | 11636 | 13.3997937 |
シドニー | 171000 | 15390 | 11.1111111 |
メルボルン | 176140 | 16074 | 10.9580689 |
ロンドン | 354190 | 13228 | 26.7757787 |
ニューヨーク | 333000 | 14246 | 23.3749825 |
福岡-宮崎 | 4900 | 196 | 25 |
とは言ってもほとんど誤差のレベルです。
運賃が高額になりにくい
詳しくは「オセアニア路線のデメリット」の項目を読んでください。
物価が安い
シンガポールを除く他の東南アジアは物価が非常に安いです。数百円も出せば豪遊できてしまいます。
デメリット
特になし
オセアニア路線のモデル路線
ここではいくつか修行するのに使われそうな路線を調べてみました。
那覇-シドニー
帰りのシドニー発の時間がきついですね。東京-シドニーは1日1便の運航です。さらに羽田-成田の移動もあります。
現実的には現地でもう2泊くらいしたほうがよさそうです。
那覇-メルボルン
なんとSKY SUITE 787(788)なのにもかかわらずプレエコの設定なし!!!!
そこでエコノミーで調べてみたところFOP単価がものすごく悪くなったので却下!
この路線の利用価値はありません。
運賃カテゴリーはSなので、このFOP単価のままプレエコにすると単純計算で245,000円になります。
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オセアニア路線は特にプレミアムエコノミーと相性◎
長距離路線はやはりプレエコで快適に旅することにつきます。FOP単価しか考えなくてもいい修行中にしか利用する機会はないかもしれません。
ラウンジに入ることもできますし座席も広く快適です。
というか東南アジア路線でも積極的に利用すべきです。
まとめ
まとまった時間がとれるならシドニー線もお得なのでおすすめ!!!
是非プレエコ利用で!!!
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